地金制作

地金制作は鍛造とも呼ばれ、シンプルなデザインの場合に行われる制作方法です。素材の貴金属を直接加工していくので、完成までの工程がリアルに感じ取れ、かつ早く仕上げられる利点を持っています。また、サイズ直し等のアフターメンテナンスをカバーするのも、地金を加工する点で地金制作の一部といえます。

地金制作の流れ

例えば、重ね合わせるとハートが生まれてくるシンプルなデザインは地金制作でお作りします。一つで見たときのデザインのバランスも重要ですが、二つになったときのハートのバランスも重要です。ゆえに一つを先に仕上げてからではなく、二本のデザインを厳しくチェックしながら制作を進めていきます。


素材を溶かしてからの始まり

まずリングを作るために棒状の地金素材を作り、必要な長さを用意します。次に無限のフォルムを作り出していくわけですが、貴金属というものは非常に硬く、その中でも特に硬いプラチナを全周カーブでできた無限大リングへ形成するのは容易に出来ることではありません。私たち職人がこだわり続けた形だからこそ、美しいカーブを生み出すことができるのです。





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削り落としながら見極める

完成された無限大リングへ正確なデザインを描き写します。シンプルなデザインほどラインのつながりや美しさは顕著に表れやすいものです。何度もデザイン画を確認し、削り始めます。ここで重要なのは、削り落として薄くなったものは取り返しがつかないということです。足りない分を付け足すことはできません。地金制作は直接地金を加工する点で早く完成を迎えることができますが、少しのミスも取り返しがつかない工程が多くあるのです。



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完成を迎える全責任をもった「仕上げ」

デザイン画どおりの形が決まれば、最終段階の磨きという工程に入ります。この時点になるとワックス制作で鋳造の工程を終えて貴金属の姿になったリングも地金制作の作業台に入ってきます。ワックス制作で貴金属の姿になった時、リングはそれだけで仕上がっているわけではないのです。ざらついた表面を削り落として、更に深い光沢面を出して初めて完成するのです。ですから、地金制作は「完成」を迎えるために必要不可欠な技術といえます。描いたとおりのデザインをシャープに際立たせる仕上げの工程。今までの工程で完成されたラインを崩すことなく、しっかり時間をかけて丁寧に進められていきます。しかし、真の意味での「完成」とは、お客様に喜んでいただく時点であると胸に受けとめて、日々心を込めてお作りしています。


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地金製造過程
(3.7MB)
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